精神疾患を乗り越えて③(体験談)

精神疾患を乗り越えて③(体験談)

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一本道

***    転機となる就職     ***

 「不幸中の幸い」「転んでもただでは起きない」というか、御神示を いただくと、いろいろなことを体験させられます。京都に戻った私は、病気の症状も消えたことですし、仕事を探し始 めましたが、妻と共に立てる「御神示」では、ことごとく仕事に就くことに「NO」が出ました。絵姿を頂いても「教えの勉強を優先しなさ い」とのこと。このままでは生活苦に陥ることはわかりきっているのに「どういうことだろう?」と妻と首をかしげながら清水の舞台から飛び降りるような気持ちで御神示のままに、勉強会に参加して体験談を話させて頂いたり、各地の勉強会に参加したり、今まで出来なかったことをする時間が出来たので、そのために時間を使ったり、生活の基盤を固めることをしておりました。

 そんなことを二ヶ月ほど過ごした頃、求人サイトから、「フルリモー トで在宅の仕事をしてみないか?」という案件のスカウトが東京の会社から参りました。これには御神示が「イエス」になりましたので、早速、面接へ進み、すぐに採用が決まりました。ここでの経験が後の仕事に大きくかかわってくることになりました。

 翌年、この会社を退職し、一時、京都の印刷会社にお世話になりま したが長続きせず、その後、京都市保健福祉局からの紹介で、ホテルスタッフとしてアルバイトで働き始めました。このときは本当に年を無事越せるかどうか分からない状況で、妻と二人で、このまま「孤独死するかも知れないね」と、笑えない冗談を 交わしていたのを覚えています。

 翌年早々に、皆さんの要望で「原理原則」の勉強会が関西で執り行われましたが、私は、経典の中の疑問や質問を集め、それをまとめて、 当日質問するという役目をいただきました。不思議なことに、この勉強の最中にホテルの社長から電話があり、「社員として登用したい」旨の話がありました。実はこの時、国民保険料 の前年度分が実家売却のためにかなり高額になり支払いが滞納したままになっており、どこかの会社に就職して、社会保険に加入するのが 一番の解決方法ではあったのですが、それが奇跡的に叶った瞬間でした。

 それからこの会社では支配人を3か月後に賜り、6か月後には総支配 人の辞令も頂きました。またホテルの名前でテレワーク事業も立ち上 げ、地元新聞にも取り上げられるほどでした。この会社では、社長をこの教えに導くことになり、一緒に勉強を始 めることになりましたが、社長には古くから信じる神様がおり、どうしてもそちらを優先してしまうことで、段々と私との関係にも溝が出始めました。そして一年経たないうちに、そこも退職することになり ました。

 私はこの時の経験で思いましたが、よく種まきだからと自ら属する組織や会社での種まきを勧める方やそれをする方々がいますが、自らの上司とそうした関係になりますと、お互いにお互いの秘密を共有す ることとなり、仕事が公私混同の中で進行し、色々とうまくいかなくなる、という難しさも経験しました。私の場合は絵姿で出ましたので実践致しましたが、仕事にこの勉強を使うことは非常に良い結果を生みますが、組織として取り組むには難しい一面もあると思います。

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 退職後は中小企業デジタル化応援事業という経済産業省の事業のIT専門家として登録し、本年の2月末までその支援を行って来ました。そして現在は職業訓練校でWEB&グラフィックデザインを学び、自分の技術の幅を広げることに時間を使っております。

 これも昨年ホテル業で、社会保険雇用保険に加入していたことで、なんとか暮らせています。昨年末とは大違いで、そうして迎えた、今回の障害年金の更新時期でした。

中小企業デジタル化応援事業は2月で一端終了致しましたが、コロナの影響や総務省のデジタル化DX事業の影響もあり、本年度も継続することとなり、国の中小企業支援サービスの一環として定着しつつ あり、本年度は4月の後半から開始される予定です。

 また就労支援事業でお世話になっていた宮崎の後藤社長とも昨年、HTML&CSS及びJavaScriptなどの言語やIllustratorPhotoshopなどのデザインソフトの使用技術が欲しい旨の話をしていたので、今回はそうした技術を身につける機会を得られた事はうれしく思います。また、2021年の6月には卒業なのですが、学校より卒業後は学校で講師をお願いしたいとのお話を頂き、有り難く受け止めています。

***    旅立ち     ***

 先の本家の遺産相続で前年度の収入の再計算が行われ、多額の税金の支払いを行わなければならない状況に至りましたが、お金はすでに借金返済で消えており、どうしたものかと悩んでいるところで、実家 の家の売却で息を継ぎながらも、その収入の再計算で更に税金の支払 いに追われるという状況での生活を四年近く続けて来ました。

 「遺産を相続して何が残ったのか?」と問われると正直答えに窮するのですが、今までの罪障の償滅に何かしら貢献したかも知れない、 としか言いようが無いのが事実です。しかし遺産を不労所得として無駄使いするほどの金額が無かったのは幸いかも知れません。コツコツと返済しながら生活することで、銀行等の信用を積み上げ て来れたかも知れません。それを証明するのが、本年、私は新しく銀行口座を開設することが出来、クレジットカードの審査も通りました。

 私は過去の金融事故の為、金融ブラックで、新規口座を作成しようと銀行に行けば、通報により警察が駆けつけてきたものでした。しかし、コロナの影響もあり、今は新規通帳もカードもネットで審査が完了する時代となり、今までの状況とは明らかに状況は一変しました。 そして税金の返済も本年の五月で終了しますが、障害年金はその五月を最後に切り替わるという「神業」です。五月以降は障害年金も無くなり、私はドクター公認の健常者です。

 今までは生活に追われる日々でしたが、現在はやっと将来を見据え た計画を立てられる状況に至りました。こうした状況にあるからこそ、 ドクターも健常者の仲間入りを快く受け止めてくれたのだと思います。私は、京都市で二人の精神科医にお世話になりましたが、はじめの 精神科医は最悪の状態の私を救ってくれました。京都の街を裸足で徘徊し、警察と保健所に拘束されて、医師の精神鑑定依頼を出されたことがありましたが、このピンチを救ってくれたのがこの時のドクターです。

 次の精神科医は断薬を、そして精神科からの卒業を応援してくれました。お薬を使わない治療をして欲しいという私の難題に答えてくれたドクターです。一時は「もうだめか!」と、思うような場面も多々ありましたが、 大変な思いで乗り切って来ました。振り返れば本当にベストなタイミングでベストな出会いを頂いて来たと思います。

***     終わりに     ***

 ここまで歩んでくることが出来たのは、実は学びの友(私が勝手にそう思っている)との出会いが大き かったと思っています。一昨年でしたが、山口県光市へ形而上学のルーツ(当来佛の生地) を訪ねて、仲間と何度か足を運び、教えの先輩の方々のお話を聞き、「これからどのように勉強を進めて行けば良いでしょうか?」という私の問いに、「成し難きを成し、言い難きを言い合える友を急いで作れ!」と教えて頂き、九州宮崎県の勉強会にも足を運びながら、学びの友を得ることが出来て、今に至っています。この「成し難きを成し、言い難きを言い合える」環境があり、仲間がいる状況が和衆の勉強なのか、と最近はつくづく感じます。そして仲間や友の存在にとても有り難みを感じています。

 そんな環境に身を置くせいか、感情もだんだんと穏やかになり、イ ライラすることも少なくなり、他の人への掘下げも優しくなってきた と自分では感じています(思い込みかもしれませんが)。最近思うのは、私の一人娘も私が、今通っている職業訓練校の先生に出会ったなら人生が変るだろう、と思えるような方たちとの出会いが多く、身の回りが非常に穏やかで楽しいのです。中小企業デジタル応援化事業の顧客も非常に良い顧客に恵まれて、無事終わりました。 私の今後の仕事や収入を心配する方々もおりますが、私はある意味、今の流れに身を任せているのが好きで、無理に流れを変えてまで新しいことをしたいとはあまり思いません。

 最近では私の幸福観も大分変ってきまして、お金でも無く、穏やかな日常生活にひとしおの幸福観を感じる今日この頃です。笑顔で過ごせるひとときにすべてがあり、そこから次のすべてが生まれていくか のような感覚になります。

 先を見越して、あれこれ心配して生きてきた今までの人生はなんだったのか。母親が「先のことを考えても分からないなら、考えるだけ無駄だ」と言いながら心配性で、自分は眠れなかった母親の口癖は、「ケセラセラ」。今は、その意味が分かると同時に安眠できる私は、少しは成長したのかな、と思えます。

 精神疾患で現在悩まれている方、またそんな子供さんに胸を痛めている親御さんには、「こんな私でも寛解に至ることが出来たのだから、 あなたもきっと安息の日々を取り返すことが出来ると信じてください!」と、お伝えしたいと思います。私も心から応援しております。